鍼灸学科 学科長 学園理事
解剖学 臨床医学各論
鍼灸師
「おかげさま」と患者さんに言ってもらえることはうれしいことです。
しかし、医療人もヒトや環境、すべてのことに感謝し「おかげさま」という思いを抱きつつ、治療すべきであると考えます。
私たちの仕事は、患者さんの症状が好転するお手伝いをするだけのこと。
お手伝いしたことが自分自身の貴重な経験となり、また次の患者さんの治療(お手伝い)に役立っていきます。
治してやるという欲だけが先行することは良くないことです。
感謝を忘れず、心で治療すること。ヒトがヒトを治すということは、そんな気遣いが治療成果に影響することもあります。
私は授業で自分の経験、悔しかったこと、文字にしづらい感情や感覚など、学生さんが興味を持ってもらえるように一生懸命、伝授しています。教員ができることはそれだけです。
あくまで教育も学生さんが成長する1つの要素(お手伝い)にすぎないのです。
授業を発端にして、自分で考え、発見する努力をしてください。そして、感謝とともに行動できるヒトになってほしいです。
鍼灸学科 経絡経穴概取穴実技
基礎はりきゅう実技 解剖学
日本体育協会公認
アスレティックトレーナー
鍼灸師
治療に来られる患者さんは何かしらの痛みを抱えておられます。
常に「この人の本当の痛みとはなんなのか」を知ろうとすることが大切です。
症状を理解するのはもちろんですが、ただ目の前の痛みだけと向き合うのではなく、気持ちを感じ取り、それに寄り添うこと。
その人以上に、その人のことを知ろうとすること。
そのためにも、探究心をもってほしいのです。
知識をそなえた上で、その人が本当に必要としていることとは何かを探っていく。
いい結果でも、そうでなくても、探究することが次の治療へとつながります。
授業では与えられるのを待つだけではなく、自ら学びたいと思うことが重要です。
私は学生さんを医療人と思って授業をしていますので、厳しい先生だと思います。
「こうしてほしくない」ということは些細なことでも伝えます。
患者さんの立場になって考えることが大切だからです。
この仕事の魅力は、患者さんの心からの「おかげさまで」という言葉。
患者さんと通じ合える医療人をめざしましょう。
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