現代医療を担える真の鍼灸師を育成するため「心」と「体」の両面にアプローチ

鍼灸学科

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現代医療の一翼を担える真の鍼灸師を育成するために東西医学の知識を融合させ、「心」と「体」の両面にアプローチします

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カリキュラム紹介

1年次から基礎を身につけると同時に、実技や臨床実習に数多く取り組むのが森ノ宮の特長です。まずはリスクを知り、安全な施術法を身につけます。2年次は実技の向上のため、ハイレベルな訓練を行い、「卒業研究」にも着手。最後の1年は応用力を高め、国家試験当日まで国試サポートにより"全員合格"をめざします。

1年次

東洋医学と鍼灸における基礎知識と基本技能を身につけ、確かな土台をつくる。 1年次の学びの中心は、鍼灸治療の根本的概念である東洋医学について、その基礎全般を身につけることにあります。同時に人体の構造や傷病に対する科学的な理解と知識の習得をめざして、現代医学領域、たとえば解剖学や生理学、心理学や栄養学の基礎についても学習します。また、1年次から「はり・きゅう」の基礎的な実技や臨床実習に数多く取り組むのも森ノ宮ならでは。臨床の最前線に立つ現役の鍼灸師である講師陣が手技の基本を綿密かつ丁寧に指導。まずリスクを知り、安全な施術法を身につける訓練を毎日のように繰り返し、より高度かつ実践的な技術を体得するための土台を構築していきます。

東洋医学概論

鍼灸師にとって最も重要な東洋医学を基礎から体系的に学習。西洋医学と大きく異なる傷病への考え方や対処法を理解・知見することで、鍼灸師としての土台を固めていきます。

解剖学

あらゆる医療従事者にとって人体の構造を知ることは必要不可欠であり、その基礎を「解剖学」を通じて学習。人体に直接ふれる鍼灸治療の理論的確度の向上にもつなげます。

基礎はり・きゅう実技

正確かつ安全な鍼灸治療を行うための基礎を実技により身につけていくための科目。「はり」と「きゅう」それぞれにおいて1年間、臨床に即した施術訓練を反復していきます。

経絡経穴概論

鍼灸治療のコアとなる"気の道筋"である「経絡(けいらく)」、一般的に"つぼ"と称される「経穴(けいけつ)」について学習。実際に施術を行うために不可欠な知識を習得していきます。(361穴の名前と取穴部位など)

学生に聞きました

六川 真由実さん

鍼灸学科 午前コース
2011年度3年生

医療人になるための学びは思っていた以上にハードでしたが先生方のおかげで頑張れました

スパのリラクゼーション・セラピストをしていますが、疾患に幅広く対応できる技術の習得をめざし、鍼灸学科と柔道整復学科にダブル入学しました。数ある専門学校から森ノ宮を選んだのは、永年の伝統から「ここなら大丈夫」と思ったからです。この1年とてもハードでしたが、先生方が質問に熱心に対応してくださり、時には「よく頑張っているね」と誉めていただけ、高い意欲を保ち続けることができました。
※六川さんは柔道整復学科昼間コースの1年生でもあり、3年間でのダブルライセンス取得をめざしています。

ホートン メリッサさん

鍼灸学科 昼間コース
2011年度3年生

"言葉の壁"が乗り越えられるほど森ノ宮の先生たちの教え方はとても優しくて丁寧です

米国の大学卒業後に来日し、英語を教えつつ柔道を始めたのですが、練習中にケガをしました。それを鍼灸師でもある柔道の先生が鍼で治してくださいました。私は将来、アメリカで柔道を広めたいと思っており、あの先生のように"ケガが治せる指導者"になりたいと考え、森ノ宮の学生になりました。鍼灸には難しい専門用語も多く、"言葉の壁"もありますが、先生方の丁寧なサポートを受け、今日までしっかり学ぶことができています。

西村 哲嗣さん

鍼灸学科 夜間コース
2011年度3年生

"豊富な人生経験"をもつ仲間と切磋琢磨しながら学びあうことで将来の独立開業が見えてきた

私自身もそうですが、夜間コースの学生は年齢もキャリアも本当にさまざまです。そんな"豊富な人生経験"をもつ人たちから教わることは数多く、また皆が熱心に学んでいるので、とても良い影響を受けることができます。そのような仲間たちとは授業後も遅くまで、毎日のように自主練習していますが、先生方も居残って指導してくださいます。おかげで"独立開業"も夢ではなく、実現可能な目標と思えるようになりました。

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2年次

臨床に立つための知識と技術をさまざまな専門科目を通じて身につけていく。 2年次の学びの中心となるのは、1年次において学習した知識と技術を土台に、鍼灸師としての専門性を身につけること。さまざまな傷病や疾患に対応できるよう、実際の臨床に即した診察・治療法について、西洋(現代)医学領域からもアプローチした学びを進めます。また、1年次から取り組んできた実技の向上を求め、さらに実践的な「経絡経穴取穴実技」や「臨床実技」を授業に導入。ハイレベルな施術訓練を繰り返します。なお、9月からは3年次に提出する「卒業論文」作成のためのテーマの絞り込みと研究にも着手。鍼灸治療を医科学的側面から解説できる能力を身につけていきます。

鍼灸診断治療学

鍼灸治療における代表的な症候・症状を取り上げ、実際の臨床に即した診察・検査の方法を学習。正確な病態把握力をベースとした治療プロセスの実践力を養います。

はり理論・きゅう理論

日本や中国に限らず、欧米などからも期待と注目を集める鍼灸治療。そのエビデンス(科学的根拠)研究の過程を学び、「はり・きゅう」を理論的に説明できる力を培います。

社会あはき学

2年次から3年次にわたって取り組む卒業論文作成のための授業。鍼灸治療の論説や各種資料の読解を進めつつ自身の論文を作成することで、科学的思考を高めていきます。

診察概論

的確かつ安全な治療を行うために不可欠な傷病の原因と部位を見極める力を身につけるための授業。西洋(現代)医学の診察・検査法も交え、実践的かつ高度な病態把握への理解を促します。

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3年次

これまで培ってきた知識と技術をめざす臨床に即して磨きつつ国家試験に備える。 3年次の学びの中心となるのは、卒業後や将来のビジョンを見つめ、それに向かっての専門性を意識しながら、知識と技術を磨きつつ応用力を加えていくこと。鍼灸師としてはもとより、東洋医学全般の臨床実践につながる知見を深めていきます。同時に、臨床において不可欠な関係法規や他の医療機関との連携に関する学習も幅広く展開。医師や看護師への疾患状況の説明に必要な医学知識も備えます。加えて、国家試験に向けての準備も3年次より強化。9月に行う第1 回「模擬試験」から国家試験当日まで、実績ある万全の国試サポートにより"全員合格"をめざします。

臨床医学各論

鍼灸師が扱う傷病・疾患は多岐にわたるものながら、鍼灸だけで対応するかどうかの判断も極めて重要。他の医療機関との連携もふまえ、臨床医学を系統的に学びます。

病理学概論

「疾病とはなにか」を根本理解するための科目。分子レベルから個体レベルまで、疾病の原因や形態、機能、代謝の変化などについて学習します。

関係法規

鍼灸師は法律によって定められた医療系国家資格であり、治療と法律は密に結びついています。このことを大前提に、鍼灸治療における関連法規の学びに取り組みます。

東洋医学臨床論

実際の治療に際して、それまでの学習により得た知識や理論を的確に用いることができるかどうか。適切な治療や判定・方針決定が行えるよう、知識の組み替えや臨床的思考の訓練を行います。

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一覧表

  1年次 2年次 3年次
基礎科目 心理学/臨床心理学
生物学/栄養学
英語I/英語II
保健体育
   
専門基礎科目 解剖学I/解剖学II
解剖学III/生理学I
衛生学・公衆衛生学
医療概論
生理学II
病理学概論I
臨床医学各論I
臨床医学各論II
生理学III/運動学
病理学概論II
臨床医学各論III
リハビリテーション概論
関係法規
専門科目 東洋医学概論I
経絡経穴概論
基礎はり・きゅう実技
臨床実習
はり理論・きゅう理論I
診察概論
東洋医学概論II
東洋医学臨床論I
社会あはき学
経絡経穴取穴実技
鍼灸診断治療学I
鍼灸診断治療学II
臨床実技
はり理論・きゅう理論II
東洋医学臨床論II
経絡経穴演習
社会あはき学
応用鍼灸実技I
応用鍼灸実技II
臨床取穴実技
臨床実技
臨床実習
体表解剖学/応用生理学
環境学/病理学演習
応用診察論/応用診断学
応用鍼灸学/中医各論/画像診断学
認定外科目 総合演習I 総合演習II 総合演習III
  上記の科目から昼間・夜間の両コースは
33単位を取得
上記の科目から昼間・夜間の両コースは
29単位を取得
上記の科目から昼間・夜間の両コースは
28単位を取得

※医療資格者コースは取得している資格により異なります。

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