1年次から知識(総論)を身につけると同時に、実技や演習に取り組む時間が多いのが森ノ宮の特長です。2年次は実践力を高め、現場に即した診察・治療法に関する整形外科領域からのアプローチも学び、「卒業研究」にも着手。最後の1年は応用力を高め、国家試験に向け、「課外ゼミ」といった万全のサポートで"全員合格"をめざします。
柔道整復と医学における知識と技能の基礎をしっかり養い、確かな土台をつくる。 1年次の学びの中心は、医療人として身につけておくべき教養、および柔道整復のメカニズムを理解するために不可欠な知識(総論)を身につけることにあります。同時に人体の構造や傷病に対する科学的な理解と知識の習得をめざし、医学領域から生物学や生理学、解剖学や衛生学、心理学などの基礎学習を行います。また1年次から、柔道整復師としての基礎を培う実技や演習に取り組む時間が多いのも森ノ宮の特長。臨床の現場で活躍する現役の柔道整復師である講師陣が手技の基本をじっくり指導。臨床を意識した訓練を日々繰り返し、高度かつ確かな手技を身につけるための土台を築いていきます。
柔道整復学各論(2・3年次)において個々の外傷を学ぶために必要な基礎科目。骨・関節・筋・腱・靭帯・神経・血管・皮膚・皮下組織の損傷とその処置・後療法についての概論を学びます。
生命体の基本である細胞や遺伝子の構造・働きを学びます。柔道整復師が向きあう人体の構造や働き、および疾病を理解するために不可欠な医学の基礎分野科目です。
疾病の治療・予防に衛生面からアプローチし、健康を維持・増進させることを目的とした基礎的な学問。食事や労働など、人体を取り巻く環境に関する学びに取り組みます。
骨や筋肉の働きを利用する柔道整復師には必要不可欠な基礎医学領域の科目。人間の複雑な身体構造を総合的に学び、各部位への理解を深めていきます。
上西 隼斗さん
柔道整復学科 アドバンスコース
2011年度3年生
選手支援に関する科目も多くスポーツの現場で働くという目標に直結している感があります
大学ではスポーツ科学を専攻しましたが、実践的な知識と技術の習得不足を感じました。それで専門学校への再進学を考えていた頃、医療関係者から「臨床に強いのは森ノ宮」と聞き、柔道整復学科と鍼灸学科のダブル入学を決めました。柔道整復学科は選手支援に関する科目も多く、スポーツの現場で働くという目標に直結しています。今後は1年次に学んだ基礎を土台に、治療者としての実力を高めていきます。
※上西さんは鍼灸学科夜間コースの3年生でもあり、3年間でのダブルライセンス取得をめざしています。
六川 真由実さん
柔道整復学科 昼間コース
2011年度3年生
視診や触診で過去の骨折がわかるなど先生方の手厚い指導のおかげで自分でも驚くほど成長しました
スパのリラクゼーション・セラピストをしながら、より幅広く対応できる技術を身に付けるため、柔道整復学科と鍼灸学科にダブル入学しました。志の高い仲間ばかりなので良い刺激となり、週末は勉強会に参加するなど、授業以外でも学習知識を活かし、西洋医学と東洋医学の視点を持ち合わせて、患者さんの役に立てる治療家になりたいです。
※六川さんは鍼灸学科午前コースの3年生でもあり、3年間でのダブルライセンス取得をめざしています。
林 美穂さん
柔道整復学科 夜間コース
2011年度3年生
「勉強が楽しい!!」と思えるほど充実した毎日を過ごしたことで将来の目標も見つかりました
「勉強ってこんなに楽しいものだったんだ!!」と思えるほど充実した毎日を過ごしています。また私は、高校生の頃からのアルバイトを続けていますが、夕刻まで働きながら学ぶ仲間が多いクラスの雰囲気はとてもよく、苦手な科目や難しい課題はみんなでカバーしあって勉強しています。心身ともに疲れた女性をケアし、サポートする柔道整復師という卒業後の目標も見つかりましたし「森ノ宮の学生になってよかった!!」と心から思っています。
実践的な専門科目などから、治療の場で役立つ知識と技術を着実に養っていく。 2年次の学びの中心となるのは、1年次に習得した知識と技術をベースに、柔道整復師としての実践力を身につけていくこと。さまざまな臨床や救急での処置を意識し、現場に即した診察・治療法に関する整形外科領域からアプローチした学びも深めていきます。加えて1年次から訓練してきた手技の高度化をめざし、さらに実践的な「柔道整復学実技」や「臨床実習」、「総合実習」などの授業を展開。ハイレベルな訓練を学生に課します。なお9月からは3年次に提出する「卒業論文」作成のためのテーマの絞り込みと研究をスタート。柔道整復を医科学の領域からも解説できる知見を養い、臨床での信頼につなげていきます。
人体の諸器官の生理活動を理解することにより、疾病の仕組みを知見していく科目。解剖学と同様、整形外科と連携する柔道整復師にとって不可欠な医学の基礎を身につけます。
骨折や脱臼、捻挫など、柔道整復師が専門とする外傷について、その病態から整復法、固定法や後療法について、実際の臨床例を交えながら具体的に学んでいきます。
人間の身体運動を科学的に学ぶ科目。なかでも骨や関節、筋、神経など、柔道整復に関連する主な運動器の構造や機能を立体的に学習します。
疾病の鑑別、施術・処理法の決定や予後の判定など、臨床において欠かせない知識を得る科目。疾病形態や原因などの学習を通して、現場での対応力を高めます。
国家試験に備えつつ、身につけてきた知識と技術を臨床に即して高める。 3年次の学びの中心となるのは、卒業後や将来の活躍を強く意識し、身につけてきた知識と技術を臨床に即して高度化していくこと。柔道整復師としてはもちろん、整形外科やリハビリテーション領域での実践につながる知見も深めていきます。同時に現場で必要不可欠な関係法規や整形外科医との連携に関する学びもさらに高度化。チーム医療の一員にふさわしい実践力を備えていきます。また、国家試験に向けて、その対策に取り組んでいくのも3年次の課題。夏休み明けから始まる「模擬試験」はもとより、例年の出題傾向から講師が練った問題を解いていく「課外ゼミ」といった万全のサポートにより"全員合格"をめざします。
骨折や脱臼、捻挫や軟部組織損傷といった症状に対する整復・処置・固定法などに関する実習。臨床に即した具体的な指導により、実践につながる技術を習得します。
柔道整復師は救急の現場に立つことも多く、的確な判断と処置のためには外科の知識が必要になることも多々。その備えになる科目として、外科学概論を学びます。
運動器疾患を全般的に扱う科目。骨や関節、筋・靭帯、神経に発症する外傷・炎症・腫瘍・加齢性の変化・先天異常などについての診断法や治療学を学びます。
治療から治癒へ、そして日常への復帰へ、重要なリハビリテーション医学。その理論と技術を知見することは柔道整復師にとっても不可欠であり、臨床に即した学びに取り組みます。
1年次 | 2年次 | 3年次 | |
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基礎科目 | 心理学 臨床心理学 社会学Ⅰ 生物学 英語I 英語II |
生物学 | |
専門基礎科目 | 解剖学I 解剖学II 生理学I 衛生学・公衆衛生学 医学史 柔道 評価学※ |
運動学 生理学II 病理学概論I 整形外科学 リハビリテーション医学 柔道 |
外科学概論 整形外科学 一般臨床医学 リハビリテーション医学 関係法規 柔道 外科学総論※ 病理学概論II※ |
専門科目 | 柔道整復学総論I 柔道整復学総論II 基礎柔道整復実技 総合演習 整復力学※ 整復解剖学※ スポーツ整復学※ |
柔道整復学各論I 柔道整復学各論II 柔道整復学各論III 柔道整復学実技I 柔道整復学実技II 柔道整復学実技III 臨床実習 総合実習 救急法※ スポーツ整復学※ |
柔道整復学総論I 柔道整復学総論II 柔道整復学総論III 柔道整復学各論I 柔道整復学各論II 柔道整復学各論III 柔道整復学各論IV 基礎柔道整復実技 柔道整復学実技I 柔道整復学実技II 柔道整復学実技III 柔道整復学実技IV 臨床実習 卒業研究 スポーツ整復学※ |
上記の科目からアドバンスコースは35単位、 昼間・夜間の両コースは32単位を取得 |
上記の科目からアドバンスコースは40単位、 昼間・夜間の両コースは28単位を取得 |
上記の科目からアドバンスコースは32単位、 昼間・夜間の両コースは27単位を取得 |
※アドバンスコースのみの科目
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