高校時代はマイルリレーでインターハイ準決勝に進む陸上選手でした。大学で競技を続ける選択肢もありましたが、治療を受けていた鍼灸の効能を実感していたことから、鍼灸師になれる森ノ宮で学ぶことを決めました。しかし在学中は決して成績がよいほうではなかったこともあり、先生方も「花野が卒業後8カ月で自営するとは思わなかった」と驚かれています。独立のきっかけは治療院に勤務しながら「女性に、綺麗に健康になっていただきたい」と思い続けていたことと、院長に「笑顔も鍼灸師の重要なスキルのひとつ。あなたなら大丈夫。実家の一室で“こじんまり”と開業するのもよいね」とアドバイスされたことでした。もちろん院長も“今すぐ”ということではなく、私も独立する気はまったくなかったのですが「それなら!!」と意欲が湧き、実家の玄関脇の一室でレディス鍼灸サロン「momo」をオープンしました。まず、周囲の方々が顧客になってくださり、また「ブログを見た」という遠方のお客様も徐々に増えました。施術の主は冷え性や肩こりなどのケアと美容鍼灸です。今あらためて思うのは「女性は癒しを求めている」ということ。「ももちゃんと話しに来たよ」と言ってくださることに甘えず、より上質な癒しが提供できる私であるよう、レベルアップに努める毎日を過ごしています。
“癒す”鍼灸サロンを開店
いつも笑顔で登校していました。陸上競技一筋で勉強ぐせのついていなかった彼女は、クラスのみんなに支えられながら3年間を過ごしていたと思います。1年で開業したことには、大変驚きましたが、彼女らしさを発揮できれば、患者さんの大きな癒しになることまちがいなしだと思います。