柔道整復学科に入学した2004年、学校の紹介で当院へ施術助手として入職し、鍼灸学科の学生を経て、2010年に院長になりました。この間、私はずっと森ノ宮の学生だったわけですが、学校が方針とする“臨床に立ちつつ学ぶ”を実践し続けたことで、現在の自分があると思っています。当院は優れた柔道整復師を育成する“臨床教育の場”でもあり、許された業務範囲の中で最大限の医療を提供しつつ、地域医療の基礎としての役割を果たせるよう心がけています。現在、当院には柔道整復学科を卒業した後輩2名も勤務しており、地域の方々から信頼を寄せていただけるのは、森ノ宮で受けた教育が活きているからだと自負しています。また、患者さんからは外傷はもちろん、運動器疾患やその他の病気のことなどたくさんの相談を受けます。私たちは病気だけでなくそういった方々に向き合い、痛みの緩和・解消、さらには痛みによる不安などといったメンタル面のケアも心がけています。そのため“柔らかな手技“はもとより、健康運動の指導なども行ない、少しでも患者さんの生活の質(QOL)が向上するよう、日々努力しています。その一方、骨折や脱臼などに直面することもあり、森ノ宮で徹底的に教え込まれた外傷施術のスキルが大いに役立っています。ここまで私を導いてくださり、卒業後も数々の相談に乗ってくださる森ノ宮の先生方への感謝の念は尽きません。
整骨院の院長
学生時代は柔道整復学科の同級生で、クラス内では最年少でしたが自分の意見をしっかりと持ち、周りに流されない姿に私も良い刺激を受けました。院長として活躍しながらも“学ぶ”事を忘れないその姿勢は今も変わっておらず、その姿勢は学生さんのよい目標になると思います。