勤務する嶋谷診療所には内科、胃腸器科、外科、放射線科、リハビリテーション科があります。院長は柔道整復師を高く評価しておられ、リハビリテーション主任は柔道整復師である私です。主に行うのは機能回復訓練の支援であり、その前後に筋肉緩和や関節の可動範囲を広げる手技を行います。このように、私は整形外科領域の臨床職に就いているわけですが、そのことへの意識は在学中からありました。もちろん求人は接骨・整骨院のほうが多いのですが、森ノ宮の求人検索システム(PC)を利用すれば、柔道整復師を求める病院はつねに複数あります。また、骨折等が疑われる急患は接骨院から病院や診療所へ搬送されるケースも多く、その後の治療や手術、リハビリ等への関与は医療人としてのキャリア形成につながります。森ノ宮は整形外科学やリハビリテーション医学などの学びも充実しており、臨床でとまどうこともないでしょう。病院などでチーム医療の一員になることが将来の視野に入っているなら、森ノ宮でしっかり学んでほしいと思います。
整形外科の領域で柔道整復を実践
在学中、なにごとにも真摯に取り組む姿勢には頭が下がるほどでした。それもあり、患者さんや院長先生、周囲のスタッフから着実に信頼を得ていることも納得できます。そのような永岡さんは、学生にとってもよい目標になると思います。